先月15日、知人ハンターさんと行ったタモギダケ採りは見事惨敗という結果に終わりました。
しかし、ハンターさん情報によると再度タモギダケが出てるとの事。いささか懐疑的なところではあったものの、一つ返事で了承し再採取へと向かいました。
少しばかり刻まれた時が流れ、ただそれは悠久の時の中からすれば一瞬にも満たない流れなのでしょうけれど、山の様子は様変わりし、エゾトリカブトが可憐な花を咲かせ迎えてくれます。
( ↑ 画像中に居る生き物…判りますか? )
此処は北見市の外れにある、とある牧場。
牧場といってもその規模は大きく、場内の移動は牛柵を開け、直接車を乗り入れて移動するスタイル
前回教えてもらった場所に間違いは無いらしく、キノコの気配すら無かったあの場に果たしてタモギダケはあるのか…❓
能天気なオッさんふたり、牛が見つめる中を闊歩します。
むむむっ❗️
あったぁ〜☆
有る事は有ったのですが…
盛りを過ぎ、おおよそ食すのには時期既に遅し
間違い無くタモギダケです( とういか間違い様が有りません )。
この時、時間は午前8時半前。
収穫出来る筈も無いタモギダケを見、「 これから今日の一日をどう過ごそう… 」頭の中を声が巡ります。
ガッカリしながら能天気なオッさんコンビが出した結論は、自らの力でタモギダケを捜索し、そして収穫しようと…。
どのキノコもそうですが、広大な山林の中で新規のポイント開拓するというのは決して容易い事では有りません。
ふたり、ソレを重々承知してはいても、2度も坊主( 収穫無しの事 )などと言う事は無いも等しいプライドが許しません
例えタモギダケが不発に終わったにしろ何かしらの戦果を求め、いくつかある沢筋の林道を探索に探索…。
暑さと、車外へ出た途端襲い来る夥しい数のアブの猛攻でメンタルが削がれてゆきます
むむむっ❗️
見 つ け た ぁ 〜 ‼️
しかしコレは未だマメ( 方言・幼菌で食すには早い株の事 ) ですので、発見した成果に嬉しさ一塩ですが、喜ぶ訳には行きま…
ぬおおおおっ〜‼️
少し先の倒れた倒木にコンディション抜群のタモギダケがっ❗️
車中のハンターさんからは死角になっている為、見える位置に出て笑顔で
サイン。
「 ホントにっ❗️ 」という驚きの声が聞こえそうなハンターさんの顔ったらありゃしない。
アブの猛攻を嫌い、車から降りて来ようとしないハンターさんを強制的に呼び寄せ収穫です
こうなると経験則に裏付けされた勘が、大きなアンテナを張り出すものなのです。
この株はほんの僅かばかり盛りを過ぎてしまっていますが、小生の美学に反するので勿論採りません
あるわ、あるわで〜
記録画像用に一部撮影
※ 一つの採取場でおおよそ半分は採取せず残して来ます。
そうする事で残ったキノコが胞子を放ち、また来年の収穫、そして愉しみへ、そして次の世代へと繋がるからです。
如何なる理由が有っても、根絶やしに採取する様な輩は山神様のバチが当たればいい( 訳あって小生無信仰論者、職業柄科学的根拠第一主義 )と本気で思ってます。
最後はハンターさん宅で祝勝会です。
秘蔵のシカ肉でバーベキュー
採ったタモギダケも炭火で焼き、ちょぃとお醤油を垂らして頂きます。
食べた率直な感想は「 美味しくありません 」♪
スーパーで売っているタモギダケより格段に香りも歯ごたえも秀でてます。しかし、タモギダケは味噌汁や炊いて食すに限るっ‼️
そう、声を大にして主張します…。
かくして当地で初のタモギダケ採りは、大失敗から転じて大収穫と相成りました✌️
( 収穫後ある方に聞いたところ、当地では7月〜お盆までの間にタモギダケは同一場で2〜3回収穫出来るとの事でした )
※ タモギダケは ヤチダモ の木に付くキノコとの事。
成る程!、タモの木になるキノコだからタモギダケって言うんだぁ〜
目から鱗…
【 R1.8.27 追記 】
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