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花庭の主力さん達

ここ暫く曇天の続く道東の当地。
お日様に照らされて綺麗に咲く様子を収めようにも、チャンスに恵まれません。

5月下旬から6月頭にかけての天候が嘘の様。
それでも花庭の植物達の成長は待ってはくれません。



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● サルビア ネモローサ カラドンナ

株張り 約40cm、草丈 約50cm。
直立タイプの草姿。
当地でも冬季を難無く超えますので、ハーディネスゾーンナンバー 5での育成には何ら問題ありません。
手間いらずで花期が長く、気候変化にも左右されない優秀な宿根草。





続いて、



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● ネペタ ラセモサ ウォーカーズロウ

株張り 約80cm、草丈約50cm。
カラドンナが直立タイプなのに対して、ウォーカーズロウはバラでいうところのブッシュタイプ、と表現すれば分かり易いでしょうか。地際から放射状に伸びる草姿。
こちらも当地での耐寒性に全く問題は無く、ローメンテで手間の掛からない宿根草です。





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ふたつの花色の比較。

カラドンナはクッキリした紫色で凛とした感じ。
ウォーカーズロウはパステル調の紫色でふわっとした柔らかな感じです。



上記のふたつは小さな花庭の主力品種となっており、将来的な庭づくりにも欠かせない宿根草です。





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ウォーカーズロウの側に移るのはヒューケラ キャラメル。

そもそもヒューケラ の耐寒性について、大森ガーデンさんの表記では「 中 」。
つまり、「 −10℃以下になる前に積雪状態になる地域で戸外越冬可 」との評価であり不安がありました。

ヒューケラ キャラメルはヒューケラの中でも大型の品種で、ハルディンさんの説明を見る限り、ランドスケープ( 公共緑化 )にも用いられるとの事。
同じヒューケラの中でも特に耐寒性が優れていると評価出来ます。

現に同じ日に栽植したヒューケラ ブロンディという品種は、枯死こそしないものの明らかな生育不良が見て取れます。

道東や道北でヒューケラを庭植えしたいのであれば小型の品種を避け、より丈夫でランドスケーププランツとして用いられる品種から選択するのが良いかも知れません。




さてさて、サルビア カラドンナとネペタ ウォーカーズロウ。
いわゆる定番品種で多くの方々に愛されている宿根草ですが、定番品種の良さを実感出来る植物達だと思います。

庭で植物を育てていますと、珍しい品種や綺麗に咲く様子を見てお迎えする事が増えます。どの植物も理想的に育ってくれれば良いのですが生憎そうはいかない壁にぶつかります。
育成の難しい植物を手間暇かけきちんと育てる楽しみ、新たな品種へトライする楽しみ、園芸には色んな愉しみ方やそれぞれのスタイルがあります。

省力栽培をスタイルとする自分の花庭には、カラドンナもウォーカーズロウも絶対に欠かせません110.png







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by terroir_k | 2019-06-13 11:21 | 宿根草