おそらくは、日本列島で最も春の訪れが遅いであろうこの地方へも、ようやく春の便りが訪れております。
2017.3.12
陽当たりの良い道路側の一等地では雪解けが進み、ふきのとうが燦々とうららかな陽を浴びていました。
驚いた事に猫柳まで陽に照らされて輝いています
これから雪解けは加速度的に進む事でしょう。
さて、先々週オホーツク海を探訪した帰り道、気になる看板を見付けていました。
以前、北見市近郊のお蕎麦屋さんをリサーチした時にも気になっていました「美里そば工房」さん。
北見市中心部から車で30分程。
おおよそお蕎麦屋さんがあるとは思えないロケーションです。
看板を頼りに進みますが↑ここを左折するべきところ、右の林に目を取られていたが故すっかり通り過ごしました
「ここにも看板付けて欲しかった〜。」
ひたすら農村部を走り到着。
正に秘境中の秘境
、採算度返しの立地条件にあります
暖簾をくぐり中へ入ると豊穣な蕎麦の香り。
先客は居らず私のみ
お蕎麦屋さんではメニューの要らない自分。
頼むのは基本「かけ」のみですから。
有ればサイドメニューの「ご飯」が必須ですが、美里そば工房さんには残念ながらサイドメニューはありませんでした。
メニューは至ってシンプル。
もり、ざる、かけ、おろし、とろろ…だったかな?
セルフドリンクの蕎麦茶を頂きながらのんびり待ちます。
あとから四名のお客さん。
常連のお客さんなのか、厨房へ顔を突っ込み「この間はどうも。」なんて挨拶をしています。
農村部ならではの、ビート(甜菜・砂糖の原料で生産は北海道100%)がどうとか玉ねぎは終わったのか等の御当地談義に花咲かせています
もうひと方入って来たのですが、この方は両手に沢山のそば粉を買われて帰って行かれました。
この美里そば工房さん、実は農業生産法人で運営されており、蕎麦打ちの体験もできるそうです。
ですので、厨房のおとうさんも接客しているおかあさんも皆農家さん。つまり農家さんが自分達でソバを生産し、蕎麦粉にし、提供しているお蕎麦屋なんです。
営業時間も農繁期は日曜日のみ、冬季は土・日曜日の午前11時〜午後2時までと限られております。
昨日の土曜日を最後に来週からは日曜日の営業のみとの事。
危なく食べてしまうところでしたが画像に収めます。
ちょっとブロガーちっくになってきました
蕎麦は十割蕎麦。
若干蕎麦の粗さはありますが美味しいお蕎麦です。
美味しい…よりも、実に好きな部類のお蕎麦。
これはリピート間違いありません!
でも絶対にオススメしません。
だって、あのお店が混雑するようになったら嫌ですもん
帰り道、再び猫柳を眺めてきました。
春遠からじ。
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